修理期間は休祝日をはさんで11日間.修理代14,040円+サポートへの送料1,404円=15,444円で修理完了(実際には別途CPU熱伝導シート370円も購入しているので総計15,814円).
Shuttle SP45H7は2009年7月にツクモネットショップにて37,800円で購入したもの.取扱い代理店はファスト.
修理の経過は以下のとおり.
9/12(金) 故障発生+修理申し込み
夜にSP45H7が起動しない障害が発生.原因不明で起動しないトラブルは今までも時々起きていた.その対処もドライブ類やメモリを一旦外して,再度組み上げれば大体動いていた.しかし,組み上げてもPOSTが表示されないという症状は今回が初めて.
障害の切り分けとして以下の検証を行った.
1.ドライブ類とメモリを外し,最小構成(CPUとビデオカード,USB接続キーボードのみ接続)で電源を投入したがPOSTが表示されなかった.
2.電源を投入すると電源ランプが点灯し,チップセットファンとICEファンが回転することから,電源(PC63)は正常に稼働していると判断した(過去に標準電源PC61が故障した際は,電源を投入しても電源ランプは消灯したままでファンも回らなかった).
3.CMOSクリアしても症状は改善しなかった.
4.ビデオカードの故障の可能性を考え,別のビデオカードに交換してみたがPOSTは表示されなかった.
この不都合内容を株式会社ファスト Shuttle製品 有償修理サービス申し込みフォームから送信した.
9/13(土)~9/15(月)
3連休でファスト サポートセンター側の動きは無し.
パソコンが1台減って困ったので,使っていなかったThinkPad T43p(2668-HAJ)を工場出荷時の状態(WindowsXP Pro)に戻し,次にlinuxBean 14.04.1を導入してデュアルブート環境にした.オフィスソフトはLibreOfficeを選択した.Pentium M 770(2.13GHz)という微妙なCPUでも気にせず使える(インストール時forcepaeオプションがいらない).
最初からlinuxBean 14.04.1を選択していたわけでは無かった.とりあえず有名なUbuntu 14.04を導入してみたら,WindowsユーザにとってUI(Unity)が使いにくい.そこで見た目がWindowsに近いUI(LXDE)のLubuntu 14.04.1に入れ替えた.その後,Lubuntuよりも軽くてWine関連の導入作業が楽なlinuxBean 14.04.1にたどり着いた.Windowsと違ってLinuxディストリビューションが多くて迷うが,インストール後に日本語がすぐ使えるか?というのは割と重要.ただし,ATOK定額制が使えないのは残念.
9/16(火) ファストから回答
株式会社ファスト サポートセンターからメールで回答があった.最小構成で起動しないことからメインボードに不都合があるだろうとのこと.
メールに書かれていた修理品をサポートセンターに送る際の注意は以下のとおり.
> ・修理品を弊社にお送りいただく際の送料についてはお客様のご負担でお願いします。
> ・製品をお預けの際には、輸送時に製品へのダメージを与えないようご購入時の化粧箱を
> ご使用下さい。すでに化粧箱を破棄されてしまっている場合は、輸送時にダメージを与え
> ないよう梱包をお願いします。
> 本体付属品につきましては動作確認の際に使用いたしますので同梱いただければと存じます。
> ・修理代金のお支払い方法については、お見積りを発行させていた段階で、弊社振込み
> 口座のご連絡をいたしますので、そちらへお振込みをお願いします。また、振込み手数料に
> ついてはお客様のご負担でお願いします。
> ・見積後に修理をキャンセルされる場合は、検証料は発生いたしませんが、製品は着払いで
> のご返却となります。
> ・ベアボーン以外の構成品(CPU・メモリ等)については万が一のトラブルで故障が生じた
> 場合、弊社ではご対応いたしかねますので必ず取外した状態でお願い致します。
> ・併せまして、本メールのコピーかメモ書き等に症状をご記入頂いたものにご返却先の情
> 報をご記入頂いた物を同封下さい。
SP45H7からCPUやビデオカード,ドライブ類をすべて外し,メールを印刷した紙,電源コードを添えて購入時の化粧箱に梱包し,ヤマト運輸(集荷扱い,サイズ120,1,404円)にて発送した.
メインボードの交換に併せて,ナメてしまった拡張スロットのねじの交換も依頼した.
CPUとICEモジュール(CPUクーラー)はAinex 熱伝導性フェイズチェンジシート HT-08で取り付けていたが,しっかりと固着しておりバキッと剥がれた.シートは接着剤みたいに堅く,プラ板で削り取った.
9/17(水)
ヤマト運輸より10:21配達完了とのお届け完了eメール到着.
CPUを外して本体を出荷したので,サポートセンターに修理から戻ってくる際にCPUグリスを添付することは可能か質問したところ,「消耗品なので修理返送品にはつけない.ただし,希望があれば同梱も可能」との回答をもらった.CPUグリスは基本的に自分で用意した方が良さそうだ.
わたしはHT-08(A)より性能の高いAinex シート状熱伝導ゲル HT-10を発注した.
9/18(木)~9/21(日)
ファスト サポートセンター側の動きは無し.
9/22(月) ファストから修理見積り回答+修理+即日発送
ファスト サポートセンターから修理費用見積りメールが到着.メインボード交換で14,040円.この費用にはメインボードと一緒に交換を依頼した拡張スロットのねじの他に,I/Oスロット及びトレイのネジ,また錆びの目立っていたハンドスクリュー類の交換やシリアコングリス1個も含まれている(わたしも錆びたねじは気にしていたが,これがサポートセンターでは要交換と判定されたようだ).技術料や返送料含みの値段としては良心的な価格だ.
見積りメールによると,サポートセンターで起動しない症状の再現は無かったが,起動直後のPOST時にフリーズする現象を確認したとのこと.
即座にインターネットバンキングで修理代を振り込み,メールで連絡を入れた.
その4時間後にゆうパックによる出荷完了の連絡メール到着.
9/23(火) SP54H7受領
ゆうパックにてSP45H7到着.