アニメ版を観てからコミックを買いました.アニメ9話Bパートの白井黒子(cv.新井里美)と偏光能力(トリックアート)のバトルシーンがカッコよかった.妙に動きも良かったし,パンツの見えそうなローアングルなんかも入っていて,アニメ版で頑張ったのか?と思いきや,原作どおりの構図でしたね.
白井黒子は前髪が目に掛かるような画になると表情が締まるので良い感じ.
それに白井黒子は声質もいい.最初は違和感があったけど,慣れると「この声以外はあり得ないな」と思うようになりますね.「ジャッジメントですの!」や「おねーさまー」とか.
普段なら,9話Aパートの木山春生(cv.田中敦子)とのシーン↓みたいな,
「だ――か――ら―― 人前で脱いじゃダメだと言ってますでしょーが!!ね!」
「しかし,起伏に乏しい私の肢体を見て,劣情を催す男性がいるとは…」
「趣味嗜好は人それぞれですのっ.それに殿方でなくても歪んだ情欲を抱く同性もいますのよ!ねぇ!」
という笑いを誘うポジションという扱いが多いのだけどね.
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普段,白井黒子は初春飾利(cv.豊崎愛生)とペアを組んで↓みたいな楽しそうなシーンを見せてくれます.
「正直,眉唾というか...はっ,これを使って白井さん以上の能力者になったら...今までの仕返しに,あんなことやこんなこと.」
「思考がだだ漏れですのよ.」
「ホントは御坂さんに巻いて欲しいんじゃないですか?」
「お姉様にわたくしのこんな姿を見せる訳にはいきませんわ.」
「大丈夫ですよ.誰も見たくないですから.」
「ん゛↑(怒)」
で,天才肌の白井黒子の初春飾利に対する評価は,
「初春もジャッジメントのはしくれですの.いざとなれば自分の力で…」
「多分,なんとか…」
「う~ん.」
「運が良ければ…」
「ん?」
「こんな時くらい「お姉様」に頼んなさい.」
のやりとりから想像できるとおり.
個人的な印象ですが,白井黒子はもともと天才肌で,努力家な面も持っている.そして,「自分も頑張っているのだから,あなたも頑張りなさい.」みたいなニュアンスを含ませた話し方をするように見えます.これは風紀委員(ジャッジメント)の職務に忠実というか,仕事として割り切ってやってる姿勢からそう思っただけですけど.
逆に御坂美琴(cv.佐藤利奈)は他人とのバトルをどこか楽しんでるように見える.
で,ふと思ったんですよね.こういう人と初春飾利みたいなタイプのペアは上手くいくのかな?と.
OPアニメーションで佐天涙子(cv.伊藤かな恵)に連れ出される初春飾利を見て,白井黒子がため息をつくシーンがありますが,あれ,結構いいとこ突いてんじゃないかという気がします.ため息をつきながら「初春飾利よ,早く一人前に成長してくれ」みたいなことを考えてそう.でも,当の初春飾利はマイペースで「のほほん」としてる,とか.
現実社会だと,難しそうな組み合わせ.
これで上手くいくなら初春飾利の神経は相当に太い(ある意味大物と言っていいかも).