Microsoft Money 販売終了
今はMoney2006を使っています.毎年バージョンアップ版が出てきましたが,基本的な機能は変わらないし,使っているDBもずっとMS ISAMのまま.モデルチェンジしてもどこが変わったのかよく分からない製品でした.
電子明細(OFX)のダウンロードが便利なので,Moneyは1999年11月から使っていますが,製品自体が無くなってしまうと金融機関がOFXの提供を切ってこないか将来的に不安になりますね.少なくとも金融サイトからMoneyのアイコンが消えるのは確かだし.
数年おきにOSが変わるのでMoneyが使えるのもあと数年くらい.個人で使える資産管理ソフトで移行先の選定となるとプラトのMaster Moneyくらいか.7/10に新版も出るようだし,しばらくは製品が消える心配はなさそう.
「Moneyを1999年から使い始めた」というのには理由があって,当時使っていた家計簿ソフトが2000年問題に対応していなかったからです.その家計簿ソフトはNEC PC-8801FH30上のN88-日本語BASICで自分でプログラミングしたもので「正月休みに直せばいいか」とか楽観していたら,2000年の正月は「会社で待機」になってしまい,自分の家の「2000年問題」だけ片付かなかったという「紺屋の白袴」なオチがついていました.
ただ,2000年問題に対応するにしても,PC-8801は5インチ2D(容量320KB)2基しか持っていない.そのうち1枚はほとんどN88-日本語BASICで占有されてる.データ量を削るために年を2桁で持っているのに,それを4桁に直しても近いうちにデータ量でパンクするのは予想がつきました.
当時,本屋でMoneyの体験版がついたマニュアル本なんかが売ってましたから,とりあえず1999年11月以降の入出金を体験版に入力していきました.自作の家計簿プログラムでは,5インチFDを何度も差し替えながら月次処理をぶん回した後に"*"を並べて棒グラフをドットインパクトプリンタ(EPSON VP-85K)で10インチの連続用紙に打つという涙ぐましい月次統計帳票を出していましたが,それがMoneyでは2,3回クリックするだけで派手な統計レポートが出てきます.そりゃあ雲泥の差でしたよ.サクっとMoneyに移行しましたね.