true tears 6話 それ…なんの冗談?
石動乃絵(cv.高垣彩陽)は色恋沙汰に縁遠い,と思った回.
湯浅比呂美(cv.名塚佳織)と安藤愛子(cv.井口裕香)が恋愛を意識して動いている分,石動乃絵だけ蚊帳の外という印象が強かった回でした.
ま,5話でも仲上眞一郎(cv.石井真)の頬をペロッとしてたし,この6話の昼休みに弁当を差し出すシーンも恋愛抜きな雰囲気でしたから.ただ,Bパート最後の台所に立つ石動乃絵が腰にベルトを巻いていたのは変化ですよ.好きな人の持ち物を肌身離さず身につけていたい,という描き方に何やら『こそばゆい』ものを感じます.
その兄の石動純(cv.増田裕生)もただのヤな男か,と思っていましたが「好きなものを好きでいられなくなるって,キツイよな.」というセリフで観ている者をギクリとさせます.このセリフ,何を指して言っているか観てる方が考えますよね.結構,勘が鋭い男だからなー.
Bパート最後の
「すごいこと,教えてあげようか.」
「私の方が誕生日遅いから,眞一郎君がお兄さん.」
「それ...なんの冗談?」
「ホント,冗談みたいだよね.おばさんに言われたの.眞一郎君のお父さんが私の本当のお父さんかもしれないって.」
「......」
「言っちゃった...」
この後,自室で「あたしって,最低...」というシーン.湯浅比呂美が性格的に自爆型なので,自分が悪いと思い込んでしまう傾向から,このセリフなんでしょうけど.んー,これ,全然悪くないよなあ.いつかは湯浅比呂美が仲上眞一郎に打ち明けるしかないんだから.
だって,眞一郎の母(cv.高橋理恵子)は喋るわけないし,眞一郎の父(cv.藤原啓治)に至ってはなおさらだし.
-----
ここで,ちょっと5話「おせっかいな男の子ってバカみたい」を見返したんですが(未視聴たまってんのに,なにやってんだか).
Bパートの湯浅比呂美の部屋に仲上眞一郎が入るシーン.二人の心情描写を交互に入れる画期的なシーンでもありましたが,湯浅比呂美のパートは仲上眞一郎に「期待」を持っていた描かれ方でした.
「少し...話があるんだ...」
「あ,急がなくても,明日,学校でもいい.」
「入って.」
「初めてね.」
「え?」
「私がこの家に来てから,眞一郎君がこの部屋に入るの.」
「え.そっか.そうかも.」
「そうだよ.」
「そうだな.初めてだよな.」
(なに話してるの?私)
「なに?」
(今日のこと)
「蛍川高校の4番と,さっき会ってきた.」
(嘘...)
「なんか,お前のこと,『かわいい』っていってたぞ.」
「ふーん.」
「『ふーん』ってお前.うれしくないのかよ.」
「おせっかいな男の子ってバカみたい」
(おせっかいな男の子ってバカみたい)
「あのなあ.真心の想像力っていうのがなあ.必要...」
「なにそれ?」
「あ,いや.」
「そんなこと言うために,この部屋に入ったの?」
「って,入れてくれたのはお前じゃないか!俺は明日でもよかったんだ.」
(そんなこと言うために,この部屋に入ったの?)
「おばさんに見つかったら大変よ.」
(そんなこと言うために...この部屋に入ったの?...)
6話の兄妹の関係を知った後でこのセリフをあらためて聞くと,まあ,いろいろと考えるところがあるわけで.だって,ねえ.
あ,5話を見返して気付いた事がもう一点.その次のシーンの
「はい,コーラ.」
「あ,あれ.へー.」
「あっ.」
「なにこれ?セーターか?」
「え?あぁ,うん.」(←ココとか)
「マジで?あいちゃんにもそんな女らしいとこがあるんだ.」
「あーー.こらっ!勝手に見るなぁ!」(←ココだ)
この安藤愛子の照れ隠しにちょっと怒った感じの喋り方がものすごくいいぞ.
« 02月29日のココロ日記(BlogPet) | トップページ | 03月07日のココロ日記(BlogPet) »
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- しおひガールズ ボンゴレビアンコ(しがぼび)(2020.05.30)
- コミック アース・スターの更新情報が3月から取れなくなった(2019.03.23)
- 彼女と彼女の猫 -Their standing points-(2013.02.22)
- 彩雲国物語 3話 能ある鷹は爪を隠す(2011.11.13)
- 閃光のナイトレイド 7話 事変(2010.05.23)