コミック ARIA 11巻
円満連載終了が見えてきた巻でした.
Navigation55「黄昏時」でアリス・キャロルが異例とも言えるプリマ(一人前)昇格しましたからね.
アテナ・グローリィの「明日,一緒にピクニックに行きましょうか」というセリフで,わたしも含め大半の読者が「とうとうシングル(半人前)昇格試験キタ━(゚∀゚)━!!!」で盛り上がり,3人ともシングル(半人前)になった練習風景を想像した筈です.でもって,146頁のアリスの笑顔にアテナ同様「アリスちゃん,笑顔が上手になったのね.びっくりしちゃった.」と驚く.それだけで終わらず,170頁の見開きで「黄昏の姫君(オレンジ・プリンセス)」の誕生シーンと驚きっぱなしの展開.
まあ,「オレンジぷらねっと」は水先案内店としては新参で,ちょっと商売っ気が強い印象があるので「強い期待」には宣伝という要素もあるのでしょうけど.
アリス以外にも猫妖精(ケット・シー)が水無灯里と会えなくなる=灯里の成長を暗示するNavigation53「ケット・シー」や,Navigation51「クローバー」で晃・E・フェラーリが「一人前になれるご利益付きだぞ」と言って宝物の栞を藍華・S・グランチェスタにプレゼントするシーンも昇格を暗示しています.あ,後者は,晃が脱力して「そっか,覚えてないか」のコマまで子供が藍華だったと気付きませんでしたけどね.確かに「もじゃり」以前は髪が長かったから,言われてみれば「そうか」と判るキャラデザなんですが.
個人的にこの作品には「サザエさん」のような「永遠に続く毎日」を期待していたので,終了が見えてくるとちょっと残念な気もします.まあ,アニメ化,OVA,ゲーム,小説,関連グッズ等が成功し,やってないのは映画だけというメディアミックス展開も十分なものでしたし,どこかの出版社のように見苦しく引き伸ばししないところは逆に好感を持っています.
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