このページの表示が認められていません

サブタイ見た時点で，あれ？もう終わり？と思いました．
確かにストーリーとしては綾小路京四郎(cv.小西克幸)が綾小路カズヤ(cv.成田剣)に勝って，大崩壊を防いだ訳ですから区切りはついているのですけど．どうにも観ていて物足りないのですよ(もっと観たいのです)．まだ，キャラ達は十分に動ききっていないし，キャラの背景や他のキャラとの絡みも描ききれてないように観えます．枝葉のストーリーだって幾つも残っているでしょう？

でも，作品の出来は良かったですよ．

Aパートのこっぱずかしいシーンと，Bパートの白鳥空(cv.矢作紗友里)が消えるシーン．特に後者は一般に綺麗に描かれることの多い死の場面を，あえて残酷に描いています．指きりした小指が消える，白鳥空に「死にたくない」と言わせる，綾小路京四郎が白鳥空を抱きしめようとして間に合わずに空振りさせる等々．ああ，「神無月の巫女」も似た感じでしたね．
この後，取り乱した綾小路京四郎はせつな(cv.松岡由貴)になだめられ，随分とカッコ悪い訳ですが，そのせつなも最後まで報われませんでしたね．最後まで「京四郎はその方がいいの？」でしたし．まあ，それがいいんですけど．

せつなが髪を切ったのは訣別，決意の意図があったのですが，白鳥空との再開時にせつなの長い髪を見せ，時間の経過を印象付ける．その上，決めゼリフ「行こう……一緒に」で締める．上手いな．