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サブタイ表示の際のバイクのエンジンの描き方が鈴木英人の作風ぽい感じ．エンジンが明るいグレー，暗いグレー，白の3色で描かれているのを観て，そう思った．

わたしも上島ナオ(cv.名塚佳織)の父親 上島悟(cv.星野充昭)と同じく大人になってから中型免許を取ってバイク(YAMAHA FZR250)を買った人です．今の勤務先(ソフトハウス)の新入社員研修が全寮制で2ヶ月強あったのですけど，研修所の隣が自動車教習所で，研修の休憩時間に教習風景を見ながら「中免取ってみようかな」という思いつきで教習所に通い始めました．研修は夕方にきっちり終わるので，平日の夕方以降と土日を使って2ヶ月で免許を取りました．毎朝，寮から研修所にヘルメット抱えて通う新入社員に研修担当の副部長は苦笑いしていましたけどね．入社時からわたしは不良社員だったわけです．噂では数年前の新入社員でも同じことをした社員がいたそうで，特に珍しいことではないらしい．
わたしの場合，入社時研修最終日の翌日が自動車学校の卒業日となり，配属先に向かう新幹線を数時間遅らせて卒業という，ギリギリの卒業でした．

ナオが父親に「何でバイクなの？」と問いかけます．風を扱うアニメだから，バイクを話題に持ってくるのは自然な発想ですね．ナオをバイクの後ろに乗せる父親を見て「よーし，二人一緒に風になれ！！」「な…なぜ，僕ごと殺る！？」という絶対可憐チルドレンのワンシーンを思い出したのも自然な発想です．たぶん．

後日，校舎屋上で「とおーっ」と風を起こすナオ．その風にスカートを押さえながら「あれ〜〜」と江戸時代の町娘のような悲鳴をあげる涼子(cv.岩村愛)．いつの時代の人なんだ？ここは「きゃーっ」の方がそれっぽくないか？

入院中の父親のギプスの落書き，定番のイタズラですが，ナオには(視聴者向けの画面の線と同様に)風の流れが見えるのですね．

事故現場で当時の状況を話す父親に「あの…，それって走馬灯ってやつ？」と言うナオ．父親はなぜかにっこり微笑んでいましたが，わたしは画面に向かって「それはやめとけ」とあずまんが大王1巻のようなツッコミを入れてました．

ラスト「もう二度とバイクの後ろには乗らない」と言うナオの母(cv.岡本嘉子)．まー，ここまではありがちな話ですが，免許を取って自分で乗る！と宣言するオチは読めませんでしたね．ナオが「え？えぇ！」と言うのも当然だ．そのシーンを観ながら，片平なぎさがNHK深夜ドラマでバイクに乗るシーンがあったのを思い出しました．