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どこまでも真っ直ぐな性格になってしまった剣城要(cv.木下紗華)に違和感がありました．あまりにも「さわやか」過ぎです．確かに原作の設定から外れているのは前からだし，アニメ版として割り切って見れば話としては悪くないのですけど，剣城要は多少の毒気を残しておかないとキャラが立ちません．作者としては鳳天音(cv.甲斐田裕子)のライバルに剣城要を持って来ることで，引き立て役に使うつもりだったのでしょうが，素直になった剣城要は存在感も薄くライバルとしては力不足な気がします．逆に鬼屋敷桃実(cv.後藤沙緒里)の方がエトワールになる気満々で主導権を取ってしまいそうな勢いです．

南都夜々(cv.桑谷夏子)も「(アニメ版設定として)そう来るか．」という感じ．「歌えない」理由を此花光莉(cv.松来未祐)に問われ，真情を吐露してしまう描写から，アニメ版の南都夜々は自分の感情をあまり隠さないし，芯も弱くなっているように見えます．それで萌える人もいるでしょうが，個人的にはもうちょっと秘めた部分を持った(なまめかしい雰囲気のある)芯の強い娘として描いてほしい気がしますね．