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最終頁に「衝撃の最終巻！」とあります．全4巻というと，打ち切りなのか円満完結なのか微妙な巻数ですね．
同日発売の魔法先生ネギま！16巻(赤松健)は学祭最終日に戻ってのバトル編．こちらが絶好調なのはいつものこと．それに比べると「えこ」は確かに弱いなあと思うところはあります．まあ，「ネギま！」の方が凄過ぎなのですが．

3巻は，「ナノ」の登場と川澄真琴会長の話がメイン．スカート姿の会長を見ることができるが，やはり，会長はスカート姿の方がいいな．会長の当初設定も制服は女子のものにしておいて，言葉遣いだけ男っぽい方が良かったかも．ちょうどシムーンのユンがイメージとしては近い．でもって，女生徒の憧れの的という百合設定も欲しいところ．

「えこ」については，個人的に月刊少年マガジンで連載されていた「OLC」(小川京美・全2巻)みたいな展開を望んでいたんですけどね．OLCは，学園ラブコメものでパソコンの素人である主人公がホームページなんかを作ったりしていくストーリーの作品．技術的な話は入るけど，巷にあふれる「マンガでわかる解説書」等とは全く別物．確かにパソコンのノウハウなんかが入ってくるのですが，パソコンに詳しく無い人でも楽しめるような作品に仕上がっており「あ〜，作者さん展開が上手いなあー．」とか思ったりしたものです．上手く説明できませんが，「えこ」もそういう技術的な線で展開するのもアリじゃないかと思っています．

例えば，使用する周波数によってアンテナの形状，長さが決まるので，基地局をを見るとだいたいのキャリア(事業者)の見分けがつきますよね．基地局は一般読者の目に付きやすく，自分の使っている携帯がどの基地局と通信しているかという，読者の取っ掛かりとして十分に使えるネタだと思うのですけどどうでしょう？
確かに「基地局のセル方式」の話まで説明するとついて行けない読者が出てくるかもしれません．しかし，説明と言っても4色定理(4色問題)程度のこと．ウンチクがもてはやされる昨今なら読者も興味を持ってくれるかもしれません．