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3年前の桜木花織(cv.岩村琴美)のエピソードの回．3年前の花園静間(cv.生天目仁美)，声が若いな．もともと花園静間は色白な方ですが，桜木花織はもっと白い．

Bパートでエトワール選出場を決意する過程の話が出ます．原作小説でもここはほとんど触れていない部分．
桜木花織の余命が分かっていながらの参戦．どちらかといえば，桜木花織と花園静間の「思い出作り」の側面が大きいようです．そして六条深雪(cv.野田順子)が覚悟を決める場面でもあります．花園静間と六条深雪の会話の「もっとも，なれるかどうかなんて分かりはしないわね．今年はスピカから候補者が出るの？」「関係ないわ．スピカが何だっていうの．あなた達に勝てる相手なんてどこにもいない．あなた達はステージに立っているだけでいい．それで今年のエトワールは決まりだわ．」で後半の語気を強めた部分が，ちょっと六条院の姫君らしい暗黒面な印象を上乗せしていて良い感じです．それと桜木花織に対する贖罪の気持ちも一部にあるのでしょうけど．

最後に蒼井渚砂(cv.中原麻衣)が六条深雪の背にすがって泣く場面は上手い．ええ，蒼井渚砂の中の人も泣き方が上手いですが，そうでなくて．蒼井渚砂が六条深雪に頼る描き方が，桜木花織にダブってしまうこと．あー，それでサブタイをリフレインにしたのかと．