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レノボ・ジャパンが今日から打ち出した低価格戦略の本気ぶり

安売りPCをLenovoが受け持つのは構いません．もともと，そういうカテゴリーの企業ですから．
そういう企業なのにThinkPadに関して，Lenovo色を強く出すのはマーケティングにおいて間違いといえるでしょう．どうしてもThinkPad=IBMの持っていた信頼感やステータス性がLenovoには無いからです(少し前の北米の対応が好例)．
Lenovoが安売りを戦略のメインに据えるならイメージの低下はなおさらです．ThinkPadはLenovoの下にあっても別会社(別ブランド)のように切り離しておいた方がよかったと思います．
分かりやすい例で言うと欧米のレクサスみたいな感じでThinkPad事業を本体から切り離してほしかった．欧米でのレクサスはトヨタ色を一切廃しており，レクサスがトヨタの子会社だと知らない人も多いらしい．それくらいThinkPadブランドとLenovoを切り離してしまえば，現在ほどThinkPadが凋落することも無かったと思う．

ThinkPadも昔のような民生向けの格安モデルと値段の高い法人/上級者向けのモデルで展開したほうがいい．高額モデル(40～50万)は当然，速い，丈夫，でも軽い，しかも天板はT23のようなマグネシウム粉末でキラキラしたゴムぽい黒いのやつで．
自動車が100万の普及モデルから500万の高級車まで展開するなら，パソコンも10万の格安モデル(安物は一般受けする銀色でいいや)から50万の上級モデル(黒に限る)まで展開してもいいと思う．ま，黒いノートは上級の証(あかし)という判りやすいモデル展開を希望．