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マネックス・ユニバーシティ社長　内藤 忍さん（1）?投資ビギナーが陥りやすい三つのミス - nikkeibp.jp - 個人投資家の「心得」

わたしは日本株はやりませんが，為替はやっていますので，わかる範囲だけコメントします．
「リスクをとりすぎる」には同意です．記事中では具体的指針を示していませんが，(投機性金融商品で)運用するサイズは最大でも総資産の20%以下が適切と思います．つまり，負けてすっからかんになっても80%の資産は残るので，路頭に迷うことはないと．．．わたしの場合，為替の運用益を普通預金に移動するのと，給与からの積立で総資産が増えたので，現在の運用サイズは総資産の10%にまで減っています(←資産が増えたからといって，無理してサイズを増やしてもビビッて注文出せなくなりますから)．

二つ目「感情に左右される」は思い当たる節があります．わたしの場合，マーケットに入る(ポジションを作る)タイミングは良いのですけど，ポジションを閉じるのが早すぎるのです．だいたい，自分がポジションを閉じた翌日くらいから相場が大きく走り出します．あと数日ポジションを持ったままにしていれば利益はもっと大きくなったのに，という取引が多いです．
ポジションを持っていないと「ポジションを作らないと利益を上げられない」，持ってしまうと「今の利益を早く確定させたいから，ポジションを早く手仕舞いたい」という気分になるからなんですが．ま，これは自分の欠点として自覚しているので対策も可能でしょう．

三つ目「カモにされる」はどうなんですかね．とりあえず，利益を出していれば「勝ち」でいい思います．何しろ，マーケットはゼロサムゲームですから「勝つ」ということは，その分の金を誰かからぶんどってこなければならないわけですよ．実弾(金)を使った取るか取られるかという殺し合いのゲームですからね．みんな必死ですよ．そんな中で平均点を取るというのはかなり難しいのではないでしょうか．

@nifty:NEWS@nifty:ライブ株暴落で被害対策(共同通信)

にも書きましたけど，ライブドアで「退職金をつぎ込んで」とか「家族が知らない間に買っていた」とかいうインタビューがニュースで流れてます．しかも，ライブドアに訴訟するバカが多いですけど「自分の判断」で売買注文を出したのだから，自分で責任を取るべきです．「粉飾決算を知らなかった」とかいう言い訳もダメです．そういうリスクも織り込んで取引しているのですから．
ええ，ちょっとくらいケガするのは当然ですよ．でも，死ぬほどの大ケガでなければ良しとしましょう．生きていればまた前線に戻ってこれます．マーケットで殺されないよう，常に退路を確保してマーケットに臨むべきでしょう．そのためにストップロスとか便利な道具があるのだし．

まあ，一言で言えば「マーケットは素人の来るところじゃねえ！勉強してから出直して来い！」ってところかな．

それから，安易に株を勧めたマスコミに罪を擦り付けるのも感心しません．罪ががまったく無いとは思いませんが，せいぜい「幇助」程度でしょう．マスコミの記事を見聞きした結果，売買するもしないも「自分で決めた」わけですからね．